スモークウッド!?
今回は簡単で手間のかかりにくい!?オススメの燻製方法をご紹介します。
先に結論から述べます。それは「スモークウッド」を使った温燻です。
スモークウッド??チップは聞いたことあるけど。
温燻??なにか違うの?
ご安心を!私が精一杯説明していきます。
一般的に「燻製」のイメージはスモーク”チップ”を使用した「熱燻」がメジャーですが、
燻製には大きく3つの方法があります。
- 「熱燻」・スモークチップを使用・燻製器に火をかける熱源が必要。
- 「温燻」・「スモークウッド」を使用。
- 「冷燻」・低温(25℃以下)で長時間燻製する必要があり、場所・季節を選ぶ。自宅では難しい。。。
以上の3種類です。ただし、「冷燻」は難易度も高く、テーマから大きく外れるので今回は説明を省きます。
さて、「熱燻」と「温燻」ですが、どちらもメリット・デメリットが存在します。
それらを説明しつつ「おうち燻製」「おうちキャンプ飯」が大好きな私が、これからの時期に特にオススメするスモークウッドを使用した温燻について詳しく紹介していきたいと思います。
スモークウッドはここが良い!
まずはスモークウッドについて説明します。
「スモークウッド」とは、粉状の木材を棒のように固めたものです。スモークチップと違い、
常時、火にかける必要がないため、熱源は不要です。最初にウッドに直接火をつければ、あとは放置でOKです!
大きな線香に火をつけるイメージです。
メーカーによって燃焼時間は違いますが、長時間安定して煙を出すことが可能です。
常時、火にかけ燻製する「スモークチップ」と違い、そこまで高温にならないことから「温燻」と呼ばれます。
それでは、メリット・デメリットを挙げながら違いを見ていきたいと思います。
スモークウッドのメリット
熱源が不要
ウッドの断面を焦がす必要があるので、最初は熱源が必要ですが、一度ウッドに火がつけばその後の熱源は不要です。
ライターやチャッカマンの火では弱すぎるため、ガスコンロやガスバーナーを使用しましょう。
長時間安定して煙が出るため放置可能
断面にしっかり火をつければ安定して燻製ができます。基本的には放置でOKです。
水分が全く出ないわけではないので、気になった時に開けてキッチンペーパーで
軽く拭くくらいの気持ちで大丈夫です。
「ながら燻製」には最適だと思いますので、特に私はキャンプ場で活用します!
- キャンプ場に着いたら食材を最初に取り出し、乾燥中にテントの設営
- 設営が終わった頃に”スモークウッド”で燻製開始
- 夜ご飯の仕込みをしながらちょこちょこ燻製の様子見る
- 2時間くらいで燻製が完成したら少し落ち着かせるために放置
- 夜ご飯に合わせて燻製料理をいただきましょう!!
ぜひお試しください!負担も少ないのでオススメですよ!
ウッドの長さで時間管理がかんたん
今回私が使用したスモークウッドはSOTO(ソト)スモークウッド ブレンドを使用しました。
3分割でき、1つで1時間30分燻製ができます。
チーズやベーコンなど人気の食材は1時間30分〜2時間くらいで十分に燻製できるのでオススメです!
スモークウッドのデメリット
燻製時間が長くなるため、時間がない時は不向き
こちらは先程、放置可能とメリットで紹介したことが逆にデメリットと感じてしまう場合です。
スモークチップは食材にもよりますが、乾燥時間を除けば10〜15分くらいの燻製でOKですがウッドは基本的に長時間の燻製になります。時間がない方、極力早く食べたい方などには向かないでしょう。
最初の火入れに少し時間がかかる(火が消えやすい)
最初に断面に満遍なく火をつけますが、火入れが甘いとすぐ煙が出なくなります。気付いたら燻製されてない!ってことになりますので最初の火入れはしっかりしましょう!
今回使用したSOTOのスモークウッドは上の写真のようにくぼみがあります。その部分を下にすると空気の通り道ができ、燃焼効率が上がるようです!
いざ!燻製!
今回の食材は「味玉」です!!
実は先日、「ゆで卵」をスモークチップで熱燻してみましたが、、、なかなか色が付かず、チップに近い側だけ色が付いた斑模様の「くんたま」が出来上がりました。笑
理想は全体的に色が付き、見た目も美味しそうな「くんたま」を作りたい!!
色々調べると、味玉を燻製する方が多いことを知りました。
なるほど。最初から色が付いている味玉だからこそ「くんたま」はあの色で仕上がるのか!!
そして今回のタイトルにもあるとおり、「スモークウッド」を使用した温燻で長時間燻製し、しっかり色付きされた「くんたま」を作っていきたいと思います。
味玉を作る
今回はめんつゆに一晩漬けた味玉を作りました。
キャンプに行く場合は前日に作り置きし当日は燻製だけにしましょう!笑
水気を拭いて風乾
燻製前にしっかり乾燥させます。
スモークウッドに火をつける
ウッドは全体に火を入れるのではなく、一面だけ焦がせばOKです!
※火入れが弱いと燻製中に消えてしまいます。しっかり焦がしましょう!
【重要】ウッドの下に丸めたアルミホイルを置く
ここテストに出ますよ!ってくらい大切です。笑笑
温燻は熱源が不要ってことはウッド自体が燃え続ける必要があります。つまり「空気(酸素)」が大事ですね。また、火は上に上に燃えるのでアルミホイルの玉を置くことで「煙突効果」も得られます。より一層火が消えにくくなり、安定した燻製になります。
燻製開始
満遍なく煙が当たるように卵は立てたいと思います。立ちにくい場合は味玉のお尻部分を平らにカットしていただき安定させてみてください。
- 燻製時間は2時間を予定
- 気付いた時に卵の水分拭きました
- ウッドの火が2回ほど消えてたので火入れし直しました。笑
- 火入れを繰り返したせいで時間がよくわからなくなりました。←え。いいのそれ?笑
- いいんです!あまり神経質にならなくても!と自分に言い聞かせる
まぁ、、、色々ありましたが完成です!!笑
結果、タイトルどおりに「ほったらかし」で「簡単」に燻製ができました!
皆さんもぜひ作ってみてください!
今回もありがとうございましたーーー!
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